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神楽坂の長テーブル
2002年
内装設計/40m2
東京都牛込神楽坂にある和食と焼酎のお店です。
通りに面した店の入口の幅は狭く、奥行きのある空間に一枚の長いテーブルをメインとした内装を計画しました。テーブルの片方は厨房、その向かいは客席というシンプルな構成です。客席は設備上店内奥へ向かって床を上げなくてはならず、一枚のテーブルにどのようにお客様が集うことができるのかということが最大の課題でした。そこで私たちは入口から奥へ進むに従って床の高さを少しずつ上げ、椅子座、ソファ、座布団というように同じテーブルに集いながらも様々な座るカタチを用意することで解決しました。お客様からすると、座る場所を店に訪れた人数によって選ぶことができるという具合です。
厨房の焼き台は長テーブルのほぼ中央に位置し、同じ面上に広がる皿を見渡すことができます。お客様の食べるスピード、片付けのタイミングなど、「幅の狭い店内でも調理作業をしながら見通しのきく厨房」の店主のご希望が実現されました。